【介護】保険外サービスとは？ | 介護ソフト「ナーシングネットプラスワン」

高齢化の進む日本では、要介護者でなくても日常生活の助けを必要としている高齢者の方々も多くいらっしゃいます。

厚労省は、住み慣れた地域で高齢者が安心して暮らせるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援などを包括的に提供する、地域包括ケアシステムの構築を推進しています。

保険外サービス とは

その地域包括ケアシステムの中に位置づけられている『保険外サービス』とは、介護保険で提供ができないサービスのことです。

介護保険で提供ができるサービスは、要介護者である方が対象となり、サービスによって利用基準が設けられているため要介護認定を受けていない高齢者や利用基準に満たない場合などは介護保険サービスでは賄えない場合もあります。

そういうときに必要となってくるのが保険外サービスです。

保険外サービスは、その名の通り介護保険外のサービスのため介護保険適用外となり全額自己負担となります。（一部負担の場合も有）

多岐にわたる保険外サービスの種類

保険外サービスには介護保険で対応できない部分をカバーする役割があり、ニーズも増えています。高齢化の進む日本では要介護認定を受けるほどではないものの、加齢によって日常的な困りごとが発生しているという高齢者も増加しているということです。

保険外サービスの種類は多岐にわたり、以下のようなサービスがあります。

お泊りデイサービス

通所介護施設に宿泊できるサービス。通常デイサービスは日帰りで通う施設ですが、同居家族が急遽留守になってしまう場合やショートステイの予約が取れない場合等に利用されます。特別養護老人ホームの待機者が多いこともあり、近年、需要が高まっているサービスの一つです。

配食サービス

年齢とともに咀嚼が難しくなったり、食欲が落ちたりと食事に対するお困りごとも増加しています。配食サービスでは高齢者向けに食べやすく加工されたり栄養バランスを考えた食事を届けるサービスです。基本的には保険外ですが自治体によっては一部負担してくれる場合もあります。

通院介助

通院時に自宅と病院間の移動を介助をするサービスです。通院介助は介護保険で適用できる場合もありますが要介護認定を受けていない方や対象の介護サービスを受けていない場合などは保険外サービスの通院介助を利用することができます。

ハウスクリーニング

専門業者が自宅の掃除をしてくれるサービスで、部屋の掃除だけでなくエアコンや換気扇などにも対応できます。掃除は高齢者にとって体力的にも負担が大きく、ご自信で対応できない場所もあるためプロに頼むことで清潔で快適な日常生活を保つことができます。

上記はほんの一例で、その他にも庭の草むしりや買い物の依頼などの生活支援に加え、理美容などのサービスや娯楽に関するサービスなど様々なサービスがあるので利用者は条件に合ったサービスを見つけることがポイントです。 保険外サービスを提供している事業所は、保険外で対応可能なサービスを提供していることを利用者さんに知らせて認知してもらうことも重要な役割となっています。

保険外サービスを提供するメリット

保険外サービスは、保険外サービス専門の会社が提供していることも多いですが、介護事業所が介護保険サービスと保険外サービスを混合して提供している例も増えています。

介護事業所が保険外サービスを提供するメリットは大きく分けて以下の通りです。

• 介護保険サービス以外の収入が得られる
• 高齢者のQOL（Quality Of Life）が向上する
• 利用者の状況に応じて柔軟な対応ができる
• 家族の負担を軽減できる

保険外サービスは要介護認定を受けていない方にも提供することができるので利用者の範囲が広がります。また、要介護認定を受けている方にも介護保険サービスと組み合わせることでより柔軟にサービスを提供することができます。提供サービスが増えることで介護保険サービス以外の収入も得られるようになります。

保険外サービスの管理も介護ソフトが便利

保険外サービスを提供する場合の管理も介護ソフトの利用がおすすめです。一回あたりの料金や利用者の登録などを行うことでスムーズな請求書作成や実績の管理などがしやすくなります。

介護事業所が保険外サービスを提供している場合は保険外サービスの対応が可能な介護ソフトを選んでおくと、介護保険サービスと保険外サービスの利用状況などを一元管理できるので便利です。

ナーシングネットプラスワンは介護保険サービスはもちろん、保険外サービスの対応も可能です。シンプルな画面で簡単に設定できますのでぜひ一度お試しください。ナーシングネットプラスワンについてもっと知りたい方はぜひこちらの資料もご一読ください。