介護福祉士になるには?
介護・福祉に関するお仕事にはたくさんの種類があります。
今回は介護を必要とする人たちを現場で支えるスペシャリスト、 介護福祉士 になるにはどうしたらよいのかご紹介します。
主な仕事内容は介護の必要なお年寄りや身体の不自由な方に対して、日常生活がスムーズに過ごせるようにその人に合った介助を行います。介護に関するさまざまな相談に乗ることもあります。 現場の責任者になったり、介護者に対して介護の指導をしたりすることも出来る介護現場のリーダー的存在です。
主な働く場所は、訪問介護サービス施設、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、身体障がい者療護施設などがあります。
介護福祉士になるには主に実務経験ルート、養成施設ルート、福祉系高校ルート、の3つのルートがあります。
いずれのルートからも最終的には国家試験合格を目指すこととなりますが、実務経験の有無や費用面など、資格取得までの道のりにはルートによって異なる事もたくさんあります。
それでは自分にはどのルートが合っているのか?各ルートを詳しく見ていきましょう。
➀実務経験ルート
介護等の実務経験が3年(1095日)以上、かつ従事日数540日以上であることと、実務者研修を修了していることが必須です。(従事日数とは実際に就労していた日数のことで、特別休暇や産休、育休、出張や研修で介護業務に従事していない期間は含まれません。)
また、実務経験の対象となる業務は、『主たる業務が介護等であること』とされています。主に介護施設などの社会福祉施設や病院などで介護職やヘルパーとして働いていた実績のことで、雇用形態は問われません。ただし、仕事の契約時に『介護業務』として明記されていないと実務経験には認められませんので注意が必要です。
介護職は未経験からでも始められるので働きながら資格取得を目指したい方におすすめです。学費がかからない分、他のルートより低コストなのも魅力で、無資格の場合は約20万円、介護職員基礎研修修了者の場合約5万円程度が目安です。
➁養成施設ルート
養成施設ルートは、高校卒業後に厚生労働大臣指定の介護福祉士養成施設(福祉系の専門学校や大学など)に入学し、指定のカリキュラムや単位を修めて卒業する事で受験資格が得られます。(2022年度からは介護福祉士試験という筆記試験に合格する必要があります。)
養成施設に通う期間は、一般の高校や大学を卒業した場合は2年、福祉系大学や社会福祉士の専門学校や保育士養成施設を卒業した場合は1年です。
養成施設卒業後に受験資格が得られるので、資格取得までの期間はこちらのルートが一番短くなります。学費の目安は100万円~400万円となっています。
➂福祉系高校ルート
福祉系の高校、又は福祉系特例高等学校にて指定のカリキュラムや単位を修めて卒業することで受験資格を得られます。(入学年によっては9カ月の実務経験や実技講習が必要な場合もあります。)
早い段階から介護福祉士を目指している場合には高校に通いながら介護の勉強ができるのでこちらのルートがおすすめです。学費の目安は200万円~400万円で、通学期間は3年となっています。
このように複数のルートから、自分に合った方法を探しながら介護福祉士を目指し、国家試験に合格して晴れて介護福祉士になれる!というわけです。ちなみに、2018年1月に実施された試験では受験者数は9万人を超え、合格率は70.8%でした。合格率は年々上がってきているので試験の難易度は下がってきているという見方ができそうです。資格取得には、実務者研修受講資金貸付制度などの国から各種補助金や助成金が下りる支援制度もありますので上手に活用しましょう。
実際の介護福祉士に聞いてみた情報によると、
・思いやりがある。
・人の話をしっかり聞き、理解できる。
・忍耐強い。
・ちょっとした変化に気付ける観察力がある。
・体力に自信がある。
・人とコミュニケーションを取るのが好き。
・周りをよく見て冷静に状況を判断できる。
・向上心がある。
などといったタイプの方が多いようです。
もちろんすべて満たしていないと向いていないわけではありません。
一番大切なのは思いやりをもって明るい笑顔で利用者さんと接する事ができる、ということです。
介護現場での仕事内容もさまざまで、直接介護することはもちろんですが、上の立場になってくるとヘルパーさんへの指導やマネジメント的な業務も出てきます。
利用者さんや現場スタッフとうまくコミュニケーションをとりながら向上心を持って、よりよい現場を作っていこうという気持ちがあればきっと自分に合った職場が見つかるはずです。
未経験、無資格でも介護職に就くことはできますが、国から認められた国家資格を持っていることで待遇面やキャリアアップの面でも違いが出てきます。
介護業界は成長産業なのでどこに行っても需要が高く、一度資格を取ると失業に困る事は少ないようです。万が一事業所の倒産などで失業してもまたすぐに再就職しやすいというメリットもあります。
年齢や性別を問わずできるお仕事なので子育て中の主婦の方も多く活躍していますし、60代~70代の方も大歓迎という事業所もたくさんあります。
介護現場は女性が多く働く職場という印象ですが、最近は男性の介護福祉士も増えてきました。これは介護保険制度が導入されて以降、業界全体で男性の腕力が求められるようになっていることや、福祉系の専門学校などが増えたことなども後押ししているとみられます。
利用者さんの健康や命に直接かかわるお仕事なので大変なことも多い職場ですが、何より、「やりがいがある!」と答える介護福祉士が多いのがこの仕事の一番の魅力なのかもしれません。
人の役に立ちたい、介護の現場でキャリアアップしたい方、ぜひ介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか?
今回は介護を必要とする人たちを現場で支えるスペシャリスト、 介護福祉士 になるにはどうしたらよいのかご紹介します。
まず介護福祉士とは?
介護福祉士は、「社会福祉士及び介護福祉法」に基づく介護の仕事を専門とする人のための国家資格で、直接介護を行う介護職の最上位の資格です。主な仕事内容は介護の必要なお年寄りや身体の不自由な方に対して、日常生活がスムーズに過ごせるようにその人に合った介助を行います。介護に関するさまざまな相談に乗ることもあります。 現場の責任者になったり、介護者に対して介護の指導をしたりすることも出来る介護現場のリーダー的存在です。
あらゆる福祉の現場で活躍します。
日本は世界でも類を見ない『高齢社会』。介護事業所も年々増加しており、さまざまな場所で介護福祉士の活躍が求められています。主な働く場所は、訪問介護サービス施設、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、介護付有料老人ホーム、デイサービスセンター、グループホーム、身体障がい者療護施設などがあります。
介護福祉士になるには?
それではさっそく、介護福祉士になるにはどうしたらよいのかいくつかご紹介していきます。介護福祉士になるには主に実務経験ルート、養成施設ルート、福祉系高校ルート、の3つのルートがあります。
いずれのルートからも最終的には国家試験合格を目指すこととなりますが、実務経験の有無や費用面など、資格取得までの道のりにはルートによって異なる事もたくさんあります。
それでは自分にはどのルートが合っているのか?各ルートを詳しく見ていきましょう。
➀実務経験ルート
介護等の実務経験が3年(1095日)以上、かつ従事日数540日以上であることと、実務者研修を修了していることが必須です。(従事日数とは実際に就労していた日数のことで、特別休暇や産休、育休、出張や研修で介護業務に従事していない期間は含まれません。)
また、実務経験の対象となる業務は、『主たる業務が介護等であること』とされています。主に介護施設などの社会福祉施設や病院などで介護職やヘルパーとして働いていた実績のことで、雇用形態は問われません。ただし、仕事の契約時に『介護業務』として明記されていないと実務経験には認められませんので注意が必要です。
介護職は未経験からでも始められるので働きながら資格取得を目指したい方におすすめです。学費がかからない分、他のルートより低コストなのも魅力で、無資格の場合は約20万円、介護職員基礎研修修了者の場合約5万円程度が目安です。
➁養成施設ルート
養成施設ルートは、高校卒業後に厚生労働大臣指定の介護福祉士養成施設(福祉系の専門学校や大学など)に入学し、指定のカリキュラムや単位を修めて卒業する事で受験資格が得られます。(2022年度からは介護福祉士試験という筆記試験に合格する必要があります。)
養成施設に通う期間は、一般の高校や大学を卒業した場合は2年、福祉系大学や社会福祉士の専門学校や保育士養成施設を卒業した場合は1年です。
養成施設卒業後に受験資格が得られるので、資格取得までの期間はこちらのルートが一番短くなります。学費の目安は100万円~400万円となっています。
➂福祉系高校ルート
福祉系の高校、又は福祉系特例高等学校にて指定のカリキュラムや単位を修めて卒業することで受験資格を得られます。(入学年によっては9カ月の実務経験や実技講習が必要な場合もあります。)
早い段階から介護福祉士を目指している場合には高校に通いながら介護の勉強ができるのでこちらのルートがおすすめです。学費の目安は200万円~400万円で、通学期間は3年となっています。
このように複数のルートから、自分に合った方法を探しながら介護福祉士を目指し、国家試験に合格して晴れて介護福祉士になれる!というわけです。ちなみに、2018年1月に実施された試験では受験者数は9万人を超え、合格率は70.8%でした。合格率は年々上がってきているので試験の難易度は下がってきているという見方ができそうです。資格取得には、実務者研修受講資金貸付制度などの国から各種補助金や助成金が下りる支援制度もありますので上手に活用しましょう。
介護福祉士に向いている人とは?
ちなみに、介護福祉士に向いている人とはどんな人なのでしょうか?実際の介護福祉士に聞いてみた情報によると、
・思いやりがある。
・人の話をしっかり聞き、理解できる。
・忍耐強い。
・ちょっとした変化に気付ける観察力がある。
・体力に自信がある。
・人とコミュニケーションを取るのが好き。
・周りをよく見て冷静に状況を判断できる。
・向上心がある。
などといったタイプの方が多いようです。
もちろんすべて満たしていないと向いていないわけではありません。
一番大切なのは思いやりをもって明るい笑顔で利用者さんと接する事ができる、ということです。
介護現場での仕事内容もさまざまで、直接介護することはもちろんですが、上の立場になってくるとヘルパーさんへの指導やマネジメント的な業務も出てきます。
利用者さんや現場スタッフとうまくコミュニケーションをとりながら向上心を持って、よりよい現場を作っていこうという気持ちがあればきっと自分に合った職場が見つかるはずです。
最後に・・・
介護福祉士は介護の専門的な知識と技術を持つ現場のスペシャリスト。未経験、無資格でも介護職に就くことはできますが、国から認められた国家資格を持っていることで待遇面やキャリアアップの面でも違いが出てきます。
介護業界は成長産業なのでどこに行っても需要が高く、一度資格を取ると失業に困る事は少ないようです。万が一事業所の倒産などで失業してもまたすぐに再就職しやすいというメリットもあります。
年齢や性別を問わずできるお仕事なので子育て中の主婦の方も多く活躍していますし、60代~70代の方も大歓迎という事業所もたくさんあります。
介護現場は女性が多く働く職場という印象ですが、最近は男性の介護福祉士も増えてきました。これは介護保険制度が導入されて以降、業界全体で男性の腕力が求められるようになっていることや、福祉系の専門学校などが増えたことなども後押ししているとみられます。
利用者さんの健康や命に直接かかわるお仕事なので大変なことも多い職場ですが、何より、「やりがいがある!」と答える介護福祉士が多いのがこの仕事の一番の魅力なのかもしれません。
介護職のやりがいについてはこちらの記事にもまとめています。よかったらご一読ください!▶人の助けとなる「介護職」のやりがい
人の役に立ちたい、介護の現場でキャリアアップしたい方、ぜひ介護福祉士を目指してみてはいかがでしょうか?
請求業務や事務作業にかける
時間と費用をコンパクトに
ナーシングネットプラスワンは、全国6,000以上の事業所様にお使いいただいているクラウド型介護ソフトです。国保連請求に必要な機能に絞ってご提供しているため、低価格でありながらシンプルでわかりやすい介護ソフトを実現しました。日々の記録から国保連への伝送がソフト一つで完結するので面倒な管理が必要ありません。
こんな事業所様におすすめ!
- 毎月の国保連請求業務をラクにしたい
- なるべく費用をかけずにICT化を進めたい
- 紙での管理をやめたい
- PCが苦手なスタッフでも扱えるソフトを探している
請求業務がひと目でわかる「かんたんメニュー」や、日々の業務に欠かせない「利用票・提供表の作成」など、シンプルだけど便利!なこだわり機能満載のやさしい介護ソフトです。
\ 最大36ヶ月無料お試し実施中! /
- お問合せはこちら
- 0120-141-749