訪問看護のオンライン請求とは？｜介護ソフト「ナーシングネットプラスワン」

訪問看護のオンライン請求とは？

訪問看護のオンライン請求とは、レセプトデータをオンラインで審査支払期間に送る仕組みのことです。

医療保険請求分のレセプトデータは、これまで紙での運用が続いていました。
令和6年6月（7月請求分）からはオンライン請求が開始予定となっており、電子的に作成したレセプトデータをネットワーク回線により審査支払期間に送付することが可能となります。

訪問看護のオンライン請求のメリット

• レセプト請求事務の効率化
• 受付時間が長くなる
• 印刷・発送の手間を省略
• より質の高い医療・看護の実現に向けたレセプト情報の利活用
• 審査後に返送される還元帳票が一元管理できるようになる

レセプト請求事務の効率化

請求件数が年々増加する中、紙での運用を続けることは限界があります。レセプトを電子化しオンラインで請求することで請求事務の作業は大幅に効率化ができます。

受付時間が長くなる

紙での請求では毎月9日までは土日祝を除いた17:30まで、10日は17:30までの受付時間だったのに対して、オンライン請求では毎月5～7日は8:00～21:00、8～10日は8:00～24:00まで請求が可能になります。

印刷・発送の手間を省略

オンライン請求になれば印刷しなくてもよくなるので紙代やインク代の削減にもなります。発送業務も必要なくなり、セキュリティが確保されたネットワーク回線から安全に請求データを送ることができるので安心です。

より質の高い医療・看護の実現に向けたレセプト情報の利活用

これまで介護の分野では先立って進められてきた科学的介護。レセプト情報が電子化されることで利活用することができ、データ分析や地域医療の実態把握などに役立てることができます。

審査後に返送される還元帳票が一元管理できるようになる

審査後に返送される還元帳票などの管理がとても簡単になります。置き場所に悩むことなくデータで一元管理することが可能です。

ナーシングネットプラスワンのオンライン請求対応について

ナーシングネットプラスワンでは、オンライン請求に対応したレセプト作成に対応致します。

なお、オンライン資格確認（訪問看護事業所のモバイル端末等でマイナンバーカードを読み取り、請求ソフトに取り込む仕組み）についてはナーシングネットプラスワンでは現在対応予定はありません。

オンライン請求の流れは？

画像引用：訪問看護ステーションにおけるオンライン請求・オンライン資格確認の導入に関するオンライン説明会

オンライン請求の流れは、レセプトデータをオンライン請求用端末に取り込み、請求用端末からオンライン請求システムを使ってオンライン請求センターに送信します。

オンライン請求に必要な準備は？

オンライン請求に必要な準備は大きく分けて5つあります。すでにお使いのもので代用できる場合もありますのでよくご確認ください。

• レセプト作成用端末

すでにお持ちの端末を活用可能です。もし端末をお持ちでない場合は準備しましょう。

• レセプト作成用ソフト

レセプト作成に対応したソフトが必要です。
※ナーシングネットプラスワンはオンライン請求に対応したレセプト作成が可能です。

• オンライン請求専用端末

レセプト作成用とは別でオンライン請求用の端末が必要です。オンライン請求用に使用する端末は「オンライン資格確認等、レセプトのオンライン請求及び健康保険組合に対する社会保険手続きに係る電子申請システムに係るセキュリティに関するガイドライン」及び「オンライン請求システム利用規約（支払基金・国保中央会）」等に基づき、不正ソフトウェア対策等を施した状態であることが必要です。なお、オンライン資格確認端末と併用することができます。

• オンライン請求用ネットワーク回線

IP-VPN接続方式またはIPsec＋IKE接続方式が推奨されています。セキュリティの高いインターネット設備が必要なためです。詳細は「訪問看護レセプト（医療保険請求分）のオンライン請求に係るシステムベンダ向け技術解説書」をご確認ください。

• オンライン請求をするための電子証明書

電子証明書の発行料は1,500円で訪問看護ステーション毎に必要となります。オンライン請求用端末1台につき1枚必要です。